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午後の紅茶と陰謀論(33)ノビー安全厨

  • 2011/12/11(日) 13:11:10

(再録)
最近、ノビーこと池田信夫の危険厨批判がひどい。
たしかに、感情論で煽る学者もどうなのかと思うが、放射性医学がまだまだ未知の領域であることは事実ではないだろうか。

統計には作為的排除があることを忘れてはならない。

しかも、デマといいきれるだけの安全理論をノビーが構築しているとも思えない。しかし敵が多い人だなぁ・・・


●武田邦彦氏の売り歩く放射能デマ
http://news.livedoor.com/article/detail/5915341/

原発事故で流された大量のデマには二種類ある。一つは小出裕章氏のように、自分の専門領域(原子炉工学)については正確だが、専門外の分野(放射線医学)については間違っている話、もう一つは宮台真司氏や自称ジャーナリストのように、どっちの専門家でもない人々のでたらめな話だ。

後者は論評の価値もないので放置していたが、理科系の大学教授(一見すると専門家に見える)の肩書きででたらめな話をしている武田邦彦氏は、あまりにもひどいので放置できない。彼の放射能デマの白眉は、この3月14日の記事だろう


現在の状態で「原子炉が爆発する」可能性は3つある。
1) 水素爆発: 露出した燃料に水が接触して水素を発生し、炉の外にでて酸素と結合して爆発する(化学反応)、
2) 水蒸気爆発:高温の物体に水が接して急速に水蒸気になり、その体積膨張で爆発する(物理的爆発)、
3) 核爆発:燃料が溶けて固まり臨界状態に達して原爆となる

原発が「核爆発」するなどという人物が工学部に在籍しているのは、恐るべきことだ。さすがに彼も自分のブログではこの記述を削除したが、ウェブ上にはたくさん証拠が残っている。その後、彼はテレビで「(東北の野菜は)健康を害しますから出来るだけ捨ててもらいたい。畑に青酸カリがまかれた」と発言して一関市長から抗議を受け、その返信で
放射性セシウム137の{成人、経口}での50%致死量は0.1ミリグラム程度です。これに対して青酸カリは{成人、経口}で50%致死量が200ミリグラム程度ですから、青酸カリの方が約2000倍ほど毒性が低いという関係にあります。
と説明したが、これは多くの人々の指摘するように、とんでもない誤りである。0.1mgのセシウム137は50年間に4Svの放射線を出すが、セシウムは体内に吸収されないので、数日で排出される。そもそも0.1mgのセシウム137を摂取するには、暫定規制値500Bq/kgの野菜を数百トン食わなければならない。

きょうの記事では、
「被曝と人体」についてはほとんど判っていないので、学問で決めることはできず学者や医師は発言を控える必要がある。もし目の前で被曝している人がいないときなら自由な議論が必要だが、被曝している間は学問は無力であり、社会のコンセンサス(1年1ミリ)を尊重しなければならない
と書いているが、何を根拠に「ほとんど判っていない」などといっているのか。被曝と健康被害の関係については、不幸なことに広島・長崎の被爆者12万人のデータがあり、きわめてくわしく正確にわかっている。その被爆者の調査をした近藤宗平氏もいうように、100mSv以下の被爆者には統計的に有意な健康被害が出ていないのだ。

武田氏は「科学的根拠のない話をするな」と批判されたのに対して逃げを打っているのだろうが、「社会のコンセンサスが1年1ミリ」だから尊重しろというのは、科学者としての責任放棄である。同じ論法でいえば、彼の批判している地球温暖化についても、国連で「社会のコンセンサス」ができているのだから議論するなということになる。「目の前で被曝している人」がいるからこそ、正確な基準を決める必要があるのだ。




ーーーーーー

原発と正力松太郎、原発とノビー(池田信夫)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1220.html

一時ブログで絶大な人気を誇った池田信夫(通称ノビー)という男がいるが、最近は池田ブログにつく「はてなブックマーク」の数もめっきり減り、ノビーの人気が凋落して「池田信者」が激減していることがよくわかる。

そのノビーが2008年に有馬哲夫氏の『原発・正力・CIA』(新潮新書, 2008年)の書評を書いている。その一部を引用する。


本書では原発が中心になっているが、著者の前著『日本テレビとCIA』とあわせて読むと、冷戦の中でメディアとエネルギーを最大限に政治利用した正力松太郎という怪物が、現在の日本にも大きな影響を残していることがわかる(これは『電波利権』にも書いた)。正力は暗号名「ポダム」というCIAのエージェントで、米軍のマイクロ回線を全国に張りめぐらし、それを使って通信・放送を支配下に収めるという恐るべき構想を進めていた。

この「正力構想」はGHQに後押しされ、テレビの方式はアメリカと同じNTSCになったが、彼が通信まで支配することには電電公社が強く反対し、吉田茂がそれをバックアップしたため、正力構想は挫折した。しかし、そのなごりは「日本テレビ放送網」という社名に残っている。そしてGHQが去ってからも、正力はCIAの巨額の資金援助によって「反共の砦」として読売新聞=日本テレビを築いた。同じくCIAのエージェントだった岸信介とあわせて、自民党の長期政権はCIAの工作資金で支えられていたわけだ。

正力が原子力に力を入れたのは、アメリカの核の傘に入るとともに、憲法を改正して再軍備を進めるためで、最終的には核武装まで想定していたという。しかしアメリカは、旧敵国に核兵器をもたせる気はなく、正力はCIAと衝突してアメリカに捨てられた。しかし彼の路線は、現在の渡辺恒雄氏の改憲論まで受け継がれている。こうした巨大な政治力を使えば、電波利用料で1000倍の利益を上げるなんて訳もない。


文中の太字部分はノビーのブログによる。「暗号名『ポダム』というCIAのエージェント」だったという読売新聞社主・正力松太郎だが、正力はアメリカの言いなりだったわけではなく、amazonのサイトに掲載されている読者レビューに指摘されているように、正力松太郎とは「世界一の謀略機関と恐れられるCIAすら己の権力のために利用しようという常人離れした思考」の持ち主だった。だから、最終的に「CIAと衝突してアメリカに捨てられた」のである。


現在、極右の一部は小林よしのりに象徴される「反米右翼」となっているが、小林のスタンスは「反米・核武装」のための「脱原発」である。いくら「脱原発」では同じだと言ったって、こんなのと「共闘」できるはずがないのは当然だろう。


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ひねくれた元サヨクらしい物言いだが、アルファブロガーとして人気を博した池田信者が激減する背景には、小林的プチナショナリズムの台頭があるのは、確実だろう。

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