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午後の陰謀論(116)孫崎・戦後史の正体

  • 2012/10/20(土) 23:04:55

午後の紅茶と陰謀論(116)孫崎・戦後史の正体


昨夜の「朝までテレビ」でも孫崎氏の独壇場だった。

そりゃそうだ、外務省の諜報インテリジェンス方面のトップで、米国外交の深部にもっともコミットしていた人物が告発をしてるのだから、中西あたりの保守論者、たとえ重鎮でも対抗できるわけがない。

彼は、うちから09年春に刊行した藤田議員著書の「911テロ疑惑国会追及」本とほぼ同時期に、今回のベストセラーにつながる重要なキーブック、「日米同盟の正体」(講談社現代新書)をだしており、当時、「911を米国の策略(陰謀)だと公に外交官が書いた」と藤田議員が興奮していたのを覚えている。


彼のツイートでは、「鳩山・小沢政権が継続していれば、311原発、TPP対応もすべてが違っていただろう」と語っている。

戦後初めて本格的自主運営政権を得た小沢への米国=東京地検特捜部からの違法な弾圧が、かって中国や中東で日本の独自平和・エネルギー戦略外交を展開した田中角栄への攻撃のリピートであることはだれの目にも明らかだ。


孫崎のポジションは、
「戦後の米国属領支配を、まだ日本国民は甘受し続けるつもりなのか?」
ということにつきる。


それに対して、ベストセラーになるまで無視してきた朝日新聞が
「たいへん売れている。しかし本書は典型的な謀略史観でしかない」
と書評してきたと失笑している。

これは、2010年当時、政権の党外交責任者であった藤田議員の911テロ疑惑告発本をワシントンポストが「陰謀書籍」として断じてから、朝日新聞からフジテレビまで、ほぼすべての主要マスコミがネガキャンペーンを張ってきたことを思い出させる。





●『最大のタブーに迫る! 戦後史の正体』
 孫崎享(元外務省情報局長、防衛大学教授)
 
「第7回 政経フォーラム」のご報告 途中-その2-より
http://blog.goo.ne.jp/seijitoseikatsu/e/a7cea905ff5ae055247bfc463e8a99c1

 原発、TPPとお話しました。じゃぁ安全保障の方はどうなってるんだというと・・・
この間、北朝鮮のミサイルが発射される、それでこれを守る為にミサイル防衛システムを配備しなければいけない、
と言いました。多くの人はミサイル防衛システムも何かの役に立つんじゃないだろうか、場合によっては沖縄だけじゃなく
大阪の方にも配備して欲しいと思っておいでになる方もいるかもしれません。

しかし、何の役にも立たない・・・。

 非常に簡単なんです。ミサイルが落ちてくるとき、これは秒速2kmから7kmなんです。大気圏からグンと落ちてくるので
ものすごい加速がかかります。距離によって違うんだけども。
たとえば、秒速2kmと言っても我々にはピンとこない。だけど、野球のピッチャーの球は時速150km、これを計算すると
大体秒速35mです。しかも、野球の場合、一応どこに飛んで来るかはわかってるわけですよね。それでも空振りする。
それがミサイルの場合は、秒速2000mなんですから打てるわけがない。
サッカーの場合だと、ペナルティーキックの場合、秒速30mです。それがどこに来るかがわからなくて、ゴールキーパーは
こっちかと予想を立てて飛んで押さえる。秒速2kmのものを取れるわけがない。
しかも、バッターボックスではなく、またゴールではなく、東京中、大阪中なんです。
もう出来っこないことは分かりきってる、こんなことは・・・。
だけど、ミサイル防衛システムがいると言う・・・。

 全てのところで安全保障の分野でも、原発の分野でも色々なところで嘘があった・・・。

 私は歴史家じゃないんですよ。で、何も大それて日本史の歴史を書き換えようなんていう気持ちは何もなかった。
で、一番最初は政治の関係で少しは関与したのは、鳩山さんの時の普天間問題なんです。
私は普天間で最低でも県外という流れに乗っていたんです。実は、最初は沖縄よりも別のところに行った方がいいんじゃないかと
いうことで鳩山さんに進言したんです。
これも一番最初はどこにあったかというと、沖縄の人達の70%、80%が反対してるものを実施は出来ない。
沖縄の人が反対してるんなら、それを受け止めて別の道を探すのが政治じゃないか、ということで、その代替案として
たとえば、長崎の大村という自衛隊基地の所に行くというのも有りうるんじゃないかと言ったわけです。
その時、皆さん考えてみていただければいいんですけども、日本中は大合唱だった。日米関係が壊れる。
鳩山さんは宇宙から来た人間だと。

         

●私は普天間問題までは鳩山さんを存じ上げなかった。しかし、その問題から5回ほど会って議論をしていてこの人が
おかしい事を言ってると感じたことはなかった。

だけど政治的問題はあったと思います。

 この「戦後史の正体」という本が出た時にたまたま鳩山グループでこの本を紹介してくれた。
 その時に私が申し上げたのは・・・
「やっぱりあそこで最後まで県外ということを言って欲しかった。
それからもっと早く自分の意見についてこなかった外務官僚や防衛官僚の首を切って欲しかった。」
と言いました。首相なんだから・・。

 ウィッキーリークスで発表されて如何に外務官僚と防衛官僚が足を引っ張っていたかということがずっと書いてあります。
今まで我々は首相が何かおかしいことをした時に足を引っ張るだろうなというのは推測はしていたけれども、
具体的な事実としては出てこなかった。

 今回は「鳩山さんがあんな事を米国に対して言ってるけども、何も応ずることはないんだよ、その内潰れるんだから」と
いう事を言っていた、という事実があった。
「鳩山さんは、あの時自分について来れない官僚は切るべきだった」と申し上げた時に、鳩山さんは

 「それだけじゃないんですよ。実は大臣もそうだったんです」

というようなことを仰ったわけです。
ーーーーーーーーーーーーーーー


●私は一度も小沢さんという政治家に会ったことがないんです。だけど、あれだっておかしいんですよね。
 あの追い詰め方って滅茶苦茶だ。そして見てみると同じようなことが実は歴史で起こってる。
 小沢事件の一番の問題はどこにあるか・・・、それは今まで使ってない司法、行政の在り方で検察審査会というもので
 裁こうとしている。今まではそんな事はなかった。今まででも検察審査会で政治家に対してみてるっていうならともかく
 小沢さんだけに使ってる。

 こんなことは許されるべきではない。

 しかし、一方特定の政治家を落とすために、検察が特別な運用の仕方をするやり方を使ったのは小沢さんが初めてじゃない。
 田中角栄も同じようなもの。田中角栄の時も証拠はアメリカ人で、アメリカ人は喋らないから、それに対してどうするかと
 いうと、それまでなかった日米の司法関係の取り決めというものをわざわざ作った。そして日本の検察の方が行って外国人に
 やってもらいながら嘱託尋問をというのをやった。喋ってる者はどれだけ喋ってもその人の罪にはしない、と。
 これは米国でマフィアの摘発の時に使ってる手口。子分が親分の悪口を言ったら、子分がいろいろと悪いことをやっていても
 それには目をつむって親分だけを捕まえる。 こんな事日本でやってないんですよ。
 そういうようなシステムをわざわざ作って田中角栄という政治家を追い落とした。脅しですよ。


●じゃぁ・・・この検察って何者なのか・・・

           

調べていくと、日本の政治家では実はいろんなことが過去にも起こっている。
 さきほど鳩山さんが普天間の基地を変えようとして日米関係が崩れると言った。じゃぁ、日米関係で今まで日本の政治家で
 米軍撤退と言った人間はいなかったのか・・・。多分、多くの方はご存知ないと思います。
 しかし、一番最初に言った人間は芦田均(あしだ ひとし)。芦田均というのは、昭和22年の外務大臣の時に、「有事駐留」
 という言葉を使った。「有事駐留」というのは普通は米軍はいない。何か事があったら米軍が来てよろしい、と。
 普段はいらないんだ、と外務大臣の時に言ったわけです。
 その時の社会党の首相が潰されて、芦田均が首相になる。
 その時に何が起こったか・・・。
 「昭和電工事件」というのが起こります。昭和電工事件というのは、経済を復興しないといけない時に特別な融資を昭和電工が
 もらう為に汚職をした、といった事件です。
 芦田均というのは比較的身辺がキレイな人だったから、お金はもらってなかった。
 でも、この内閣は潰された。
 しかし、芦田均自身は別におかしな人間ではないから政治家としてまた復活する可能性がある。
 で、何をやったかというと、彼がその後の米軍に対する支払いが滞っていた。その支払いを迅速にしろという事件でもって、
 芦田均にお金が渡っていたという事件を検察が作った。もちろんこれは無罪です。
 その時に検察が言った台詞

 「政治家を辞めたら無罪にする」

 日本の行政機関ですよ、検察っていうのは! 日本の行政機関が政治家に向かって「政治家を辞めたら無罪にする」と・・・。
 このモノの考え方は小沢事件そのものですよ。
 問題は政治家を辞めさせることにあって、罪を調べることじゃないんです。

 そして何故、芦田均は辞めなくてはいけないのか・・・「有事駐留」という考え方だから。
 小沢事件も出発点はびっくりする位、「第七艦隊だけでいい」という話と密接に関連してる。
 一番最初に言ったのが芦田均、そしてその次に言ったのが重光葵(しげみつ まもる)なんです。
 重光葵はまず陸場兵力を6年間で日本から出ていきなさい、その後、海空軍がその後の6年間で出ていきなさい。
 これを米国側に突きつけているんです。
 
 鳩山(一郎)政権がなくなった・・・そして重光さんですが、この重光さんって大変な文筆家なんですね。
 大体、自分のやってきたことは克明に本にして記しています。
 でも、彼が外務大臣の時のことは書いてないんです。本にしようなんて思ってませんから・・・。
 だけど、外務大臣辞めた後、湯河原で牛肉食った後、夜中に死んでるんです。
 
 

 そして、その次に多くの方のイメージと違うんですが、米軍基地に手をつけたのが岸信介なんです。
 だけど、岸信介は結局デモで倒されました。
 しかし、何故・・・あれだけのデモが組織されたのか・・・
 その時、非常におもしろいのがお金を見ること。
 どこから、お金が出てるのか・・・
 その当時の全学連の人達の本を読むと、全学連の事務所にはお金がほとんどなかった。小石川という所に事務所があったが
 電話は一つだけで、これも滞納してた。で、小石川の労働組合の人が「お前も俺も革命戦士じゃないか!だから滞納くらいは我慢しろ」
 と言ってたくらいお金がなかった。
 ところが、デモの時には早稲田の大学に20台、30台とバスが出る。そして学生を動員していく。
 じゃぁ・・・このバスのチャーター代は誰が出していたんだろ・・・。
 ブントは共産党から分かれていましたから共産党が支援することはない。
 労働組合もそんなに支援することはない。
 学生のお金は限られてる

 財界から出ていたんです!お金は・・・

 じゃぁ、財界は誰を潰そうとしていたのか・・・
 それは多分米軍基地に手をつける岸というのは望ましくない・・・と考えたんだと思います。
ーーーーーーーーーーーーーー
下に続く


●日本の軍事独立を目指した小沢・鳩山派への弾圧の遠因
国会で911陰謀説が議論される 1/3
http://www.youtube.com/watch?v=VtvulJId4sI

●「9.11テロ疑惑国会追及」
藤田議員、きくちゆみ、童子丸他 共著
http://www.amazon.co.jp/dp/4906496431

米軍基地グアム移転派の前鳩山総理、小沢元代表、寺島日本総研会長(外交顧問)が推薦人!ワシントンポスト他マスコミの異常な本書弾圧。ついに政権が崩壊するも、ウイッキリークスら世界的に米軍の内部暴露報道が解禁! 911陰謀論は、もはや都市伝説ではない!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


●そういうことで私は「戦後史の正体」という本を書きました。大阪の創元社という出版社は非常に立派な会社ですから
 冒険もされない。最初に8千部刷ってもらいました。この手の本は八千部完売になるってのも難しい。
 ところが、二ヶ月で20万部いきました。何故、20万部いったのか・・・
 それは最初に言った

 「我々は騙されてきてるんだ」
 「真実を見せてもらってないんだ」
 「日本の政治ってのは、どこかおかしい。このおかしさは、ひょっとすると今起こったことではないのかもしれない、
  一番最初から起こったんではないのか?」

 と思った20万の人が買ってくれたんです。
 それは、大手新聞が宣伝したからではない。
 書評は全く出なかった。

 そしたら、今日(9月30日)やっと朝日新聞から出たんですね。
 これみてビックリ!したんですよ。 これだけの大きなスペースを割いてくれてるんだから、よっぽど褒めてくれてるんだろうと
 思ったんですね。

 ※ これより実際の朝日新聞の書評の部分は【】で示すこととします

 【ロッキード事件から郵政民営化、TPPまで、すべては米国の陰謀だったという本。米が気にいらなかった指導者は
 すべて検察によって摘発され、失脚してきたのだという。著者の元外務省国際情報局長という立派な肩書きも後押しして
 いるのか、たいへん売れている。しかし本書は典型的な謀略史観でしかない。】

 いやぁ・・・すごい書評ですね。よくここまで書いてくれました!
 それで、今日さっそくツイッターで「全部間違い!」と書いた(笑)


●【ロッキード事件から全ては米国の陰謀だ】
 って、これは中曽根さんが「天地有情-五十年の戦後政治を語る」(文藝春秋・1996年)にそう書いてるんです。
 多くの人は政治家の書く本なんて誰もみません。 でもこの本はすごく詳しく書かれてる。
 もちろん自分の悪いことは書いてませんけど・・。
 何を書いてるかというと「キッシンジャーが、自分にロッキード事件はやり過ぎだった、と言った。」と中曽根(康弘)さんが
 自分の本にそう書いてるんですよ、ちゃんと。
 それなのに、【ロッキード事件は陰謀だった、という本】ってね。
 アメリカがやっつけたんだから・・・。 
 郵政民営化、もちろん米国がやってるんですよ。
 【TPPまで全ては米国の陰謀だった・・・】
 って、TPPはそのものズバリなんだから。アメリカが圧力かけてるんだから。
 
 【ロッキード事件から郵政民営化、TPPまで、すべては米国の陰謀だったという本。】
 この三行全て間違ってる。

 【米が気にいらなかった指導者はすべて検察によって摘発され、失脚してきたのだという。】
 私は“すべて”なんて書いてない!

 「戦後史の正体」の369ページに、自主派の政治家を追い落とすパターンもいくつかに分類できます、として
  
  ◆ 占領軍の指示により公職追放する
      鳩山一郎  石橋湛山

  ◆ 検察が起訴し、マスコミが大々的に報道し、政治生命を絶つ
      芦田均  田中角栄  少し異色ですが小沢一郎

  ◆ 政権内の重要人物を切ることを求め、結果的に内閣を崩壊させる
      片山哲  細川護煕

  ◆ 米国が支持していないことを強調し、党内の反対勢力の勢いを強める
      鳩山由紀夫  福田康夫

  ◆ 選挙で敗北
      宮沢喜一

  ◆ 大衆を動員し、政権を崩壊させる
      岸信介

 と分類までして上げたんですよ、わざわざ!

 【指導者は全て検察によって摘発され、失脚してきたのだという。】
 これ一体何なのでしょうね。この文章全然違ったことを書いてる。

 【著者の元外務省国際情報局長という立派な肩書きも後押ししているのか】 
 外務官僚が書いて売れる本はほとんどありません。
 肩書きでは全然売れません。
 ということで、十行全部間違ってる。
 十行全部間違ってる事を朝日新聞が堂々と書くこの神経ね・・・それ位、こういう本はやっぱり出てもらっちゃ困るんですね。
 二ヶ月沈黙してたのはいい、だけどやっぱり無視は出来なかった。
 無視できなくなったら、こういうのを書く。

 逆に言うと、この本の価値が高いんですよね! ←ここで大拍手が起きる

ひねり潰さなくちゃいけない。
 無視しないだけではなく、これだけ酷い書評を書く。
 それも天下の朝日新聞が書かなくてはいけないというのはあまりにも情けない。
 実は、アサヒ芸能という雑誌が書評を出した。これはちゃんとしてるんですよ。
 アサヒ芸能の書評がちゃんとしてて、朝日新聞の書評がダメってのは、いくらなんでも酷いんじゃないかな。
 面白いのは、プレイボーイとか、こういうところがちゃんと書いてくれているんです。
 不思議ですね、日本の社会っていうのは・・・。
 しかし、そういう意味では、日本の社会は多様化しました。
 私は前は確かに外務官僚なんですね、ここにも書いてるように、ある程度は立派な肩書きなんです。

  ※ この辺は孫崎先生の笑顔でウイットに飛んだ話に会場も和やかな雰囲気になってます

 普通は天下りポストがあるんです。
 私は本はこれで10冊くらい書いてます。外務省の天下りポストっていくつかあって、大学教授に対する天下りもあるんです。
 大学教授よりはよっぽど私の方が学生ウケはいいんだから・・・。
 でも、そういう話も来なかったんです。
 孫崎はけしからん!だから場所を与えない。
 私は昔、中央公論というところで書いてたんですけど、これも、もう十何年原稿依頼が来ない。
 1993年あたりが最後ですね。
 来ないから、孫崎を封鎖してしまったと思ったんですよ。孫崎も終わりだと。
 
 だけど、ツイッターがあったんですね!

 たまたま京都の弁護士会に出かけました。京都の弁護士会の人に「先生、あなたはツイッターに向いてる。
 ツイッターやりなさい。」と言われたわけです。
 それで帰ってきて、千円のツイッターの本を買ってきてツイッターを始めた。
 今はフォロワーが(10月7日現在)約48870人 ※ 日毎に増えています。
 ものすごい勢いなんです。

 ツイッターで「転ばぬ先のツイ」という本を出してくれた人がいる。
 私のフォロワーの方が出してくれたんです。


中略

●日本の終戦はいつか・・・。8月15日?
9月2日、降伏文章に署名した日だと、この日をもって戦争が終わったとトルーマンもチャーチルも言っている。
そしてスターリンもそう言ってる。その時に何を書いたのか。
「日本はポツダム宣言実施の為、連合国最高司令官に要求された全ての命令を発令し行動を取ることを約束する」
これが第二次世界大戦の後の日本なんです。
しかし、9月2日に米国の方は次の3つの要求をしてきました。 日本を米軍の軍事管理下の下に起き、公用語を英語にする。
そして米軍に対する違反は軍事裁判で処分する。 通貨は米軍の軍票とする。
これ、このままいっていたら、公文書は英語なんです。お金はドル紙幣だったんです。しかし、ドル紙幣が日本の中で通貨
だったことはない。公文書が英語だったこともない。
これは偶然ではなかった。
その時の外務大臣だった重光葵は「折衝のもし成らざれば死するとも我帰らじと誓い出でぬ」。もし、折衝がうまく
いかなければ俺は死んでも帰らない。と言ってこれの撤回を要求した。
だけど、考えてみて下さい。その重光葵は9月2日その日に連合国最高司令官に要求された全ての要求に対し約束する、
という降伏文章に署名させられたんですよ。その人間が、この公用語を英語にする、通貨を軍票にするというのを
撤回させたんです。凄い!ある意味、今日の日本を救ってくれているところがある。
じゃぁ・・・重光はどういう扱いになっているのか。
代わりに銅像が建っているのは吉田茂です。吉田茂はどういう態度で臨んだのか。「俺はまな板に乗っかった鯉のように
ピクリともしないで向こうの言いなりになる」と自分の名前で書いている。
それがNHKスペシャルになると「負けて勝つ ~ 戦後を作った男・吉田茂」という凄いタイトルになる。
何故、この吉田茂の問題が重要か・・・
そのまま、ずっ~と隷属する政治家が続いている。
この吉田茂を見ていても「俺は一生懸命にいろんな事を考えてる。庶民は何もわからない。この俺だけが分かってる。
だから、隷属と見られるというようなことをやっていても、それは正しいんだ」という姿勢。
そんなことはない、そんなことはないんです!


●そして安全保障の最後のところに戻りましょう。
何が問題だったのか・・・、吉田茂は黙って聞かなきゃいけなかったのか・・・。
これは占領軍時代の首相だったら仕方ないんじゃないか。
それはそうかもしれない。だけど、彼は独立した後の首相になったわけです。独立した後の首相が米国の言いなりになって
もらっちゃ困るわけです。
そして一番、重要なことは、今も続いている日米地位協定なんです。
みなさん、地位協定なんてほとんど読んだことないでしょう。
何が書いてあるのか。
米軍は日本から講和条約の時にどのようなことで安保条約というものが作られようとしたのか・・・。
それはダレス(ジョン・フォスター・ダレス)が「我々(米国)が望むだけの軍隊を、望む場所に、望む期間だけ駐留させる権利を
確保する。これが米国の目標である。」
じゃぁ、この文章は日米間で書かれているか・・・、「米国が望むだけの軍隊を、望む場所に、望む期間だけ駐留させる権利がある」
そんな文章ないんです。だけど、それと同じことが書かれてる。
「日本は米国に対し、必要な施設及び区域の使用を許すことに合意する」「そしていずれか一方の要請がある時には、前項の取り決め
を再検討しなければならず、施設及び区域を日本に返還すべきことに合意することが出来る」
これを聞くと、何もおかしいところはないと思われるでしょう?
「返還すべきことを合意することができる」

 合意しなかったら、どうなるんだ? 

 合意しなかったら、そのままなんですよ。

「いや、それ孫崎ちょっといい加減じゃないの?」と言われるかもしれない。
でも、いい加減じゃないんです。これは、この行政協定の中に「90日以内に協議が整わなければ整うまで暫定的にその地点に
留まってよい」という趣旨の規定がある。
「これでは、講和が発行しても独立する意味がない、に等しい」
誰が書いたのか?
宮沢喜一です。
我々は宮沢喜一というと、何となく米国のポチみたいな感覚があるんだけども、この宮沢喜一ですら、「この条文では
独立する意味がないじゃないか!」と書いているんです。
そしてそれが、今日まできてる。

オスプレイの問題がそれを象徴している

オスプレイで野田さんが何と言ったのか。
「運用の問題だから我々は、あ~だこ~だというようなことを言う筋合いはない。」
そして、日本の航空法、これは一般の人々の安全を考えて決めた。危ないから低空飛行は止めると。それを閣議でもって
航空法は適用外だ、と。
なんですか! これは。
1941年、安保条約が作られ、1952年に行政協定が出来た占領時代そのままなんですよ!
「いや、そんなことを言ってもやっぱり米国に楯突くのは難しい」
世界の中に日本のように占領軍がいるとこって、どこにもないですよ。韓国があるけれども、あそこは北朝鮮の問題があるから
特別ですよね。 その他にはない! イランでさえ米国を追い払ったんです。

あまりにも、日本は誇りを失った国になってしまったんじゃないか・・・

そして、重要なことは・・・

それをやろうとする政治家が出た時に潰すのは我々日本人なんですよ。

検察もいる、マスコミもいる、官僚もいる、

どこかがおかしい・・・それがますます強まってきている、今!

原発は新しい流れを作っているんじゃないか。
首相はやりたい、経産省はやりたい、マスコミもやろうとしてる。経済界もやろうとしてる。
しかし、浜岡原発は止まっているんです。
そして首相官邸前に初めは300人位だったのが、ずっ~と増えて今も続いている。



我々は発信して何かの行動をすべき時期にきてる。
その前提は、事実を知ること。 正しいことを知ることなんじゃないですか!

 
以上 第一部 孫崎享氏のご講演報告終わり

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